こんにちは、ハゲたびです。
麻雀は楽しすぎてやめられなくなるほど中毒性のあるゲームです。
ゲームというよりは知的なスポーツといったほうが正しいかもしれません。
スポーツに公平公正な態度や精神を重んじる文化があるように、麻雀にも心がけるべきマナーがあります。
しかし、麻雀マナーは誰かから教えてもらえることもなければ、自然と身につくものでもありません。
そんなひとのために、今回は同卓する相手に応じて最低限守るべきマナーを紹介していきます。
本記事の執筆者
名前 | ハゲたび |
職業 | ブロガー・WEBライター |
活動 | 麻雀歴8年・価値ある余暇の過ごし方を発信中 |
親族や友達など気心の知れたひとと打つとき
親しい間柄で麻雀を打つときは多少の失礼よりも楽しさの方が優先ですよね?
そんな楽しい雰囲気に水を差さないように心がけるべきマナーを紹介します。
牌山を少し前に出す
麻雀は牌山から1枚ずつツモることでゲームが進行します。全自動卓だと牌山が遠くにでてしまうことも少なくありません。対面のひとがツモりやすいように牌山を前に出すクセをつけましょう。反時計回りに傾けて出すとなおヨシです。
ドラ表示牌は王牌前の打ち手がめくる
表ドラをめくるのは王牌(常時場に残しておく14牌のこと)の前に位置する打ち手が行います。他のひとがめくると牌山が崩れて牌がポロリしてしまう可能性がありますので、めくりやすい
正面の打ち手がめくるようにしましょう。
鳴きはハッキリと発声しよう
ポン/チー/カン/ロンの発声は他の打ち手が確実に聞き取れるように大きな声で行いましょう。特にポンとロンの聞き間違えは起こりやすいので要注意です。
先ヅモしない
先ヅモとは、自分の上家が牌を切っていないにもかかわらず、次の自分の牌をツモることです。河に切られた牌に対してポン/カン/ロンが入る可能性があるので、先ヅモしていると次の牌が見えてしまう恐れがあります。
強打しない/引きヅモしない
強打とは、危険牌や不要牌に対して必要以上に気持ちが入りすぎてしまい、力強く牌を河に切ってしまうことです。また、引きヅモとは、卓枠に牌をぶつけながらあがり牌をツモることです。どちらもパチンっと音が出るので他のひとに迷惑ですし、牌に傷が入る可能性がありますので控えましょう。
テンパイしたら理牌しておこう
理牌(リーパイ)とは、手牌のメンツ構成を見やすく整理することです。麻雀におけるあがりは、他の3人があがり役の確認をすることで成立します。手牌をわかりやすく整理しておくことでスムーズに局が進みます。
裏ドラはあがったひとがめくろう
立直(リーチ)役であがった場合は裏ドラの確認を行います。裏ドラは、あがりの点数申告に関係するので、あがった打ち手が確認することが基本です。
過剰に喜ばないようにしよう
『ドラゴンボール』鳥山明 集英社 単行本33巻
麻雀における勝ち負けは、運要素によって左右されることも少なくありません。たとえ良い結果が得られたとしても、過剰に感情を見せることはナンセンスです。おもしろおかしく冗談を言い合うのも麻雀の醍醐味ですが、嬉しすぎる感情は控えることがオススメです。
上司や先輩など礼儀を重んじるひとと打つとき
社会人になると自分より年上のひとと麻雀を打つことも少なくないです。気をつかってわざと振り込んだりする必要はありませんが、対局マナーにだけは気をつかいましょう。
失礼に当たらないように心がけるべきマナーを紹介します。
チョンボしない
チョンボとは、麻雀における反則行為のことです。当然、反則にはペナルティがあるのでチョンボされた側にも恩恵があるのですが、発生したときは相手のあがりを潰してしまうことになってしまいます。失礼な行為にならないようにチョンボになるケースをしっかり頭に入れておきましょう。
打牌リズムを心がける
麻雀は、自由に考えて打っていいゲームなのですが、打牌リズムが他のひとと違うとイライラしはじめる打ち手が現れます。リズム感を意識して打つようにしましょう。それでも考えたいときは、「すみません」と断りを入れれば、相手も快く待ってくれます。
ツモった牌を中に入れる前に牌を切ろう
ツモってきた牌をしっかり手の中に入れてから不要牌を切るひとがいますが、余計な動作なので控えましょう。この打牌動作をやめると相手の待ち時間が減りますし、より長い時間麻雀を打てるようになります。
鳴きは素早く発生しよう
ポン/チー/カン/ロンは素早く発声しましょう。親しい仲で打つときは、「ちょっと待って」や「どうしよっかなぁ」と発言した後で鳴くかどうか決めるのもアリですが、目上のひとと打つときは失礼なので控えることをオススメします。
三味線を弾かないようにしよう
麻雀において三味線を弾くとは、自分の手牌の強さにそぐわない発言をすることです。具体的には、満貫をテンパっているのに、「あー全然手が入らねぇ」などと発言して、相手を油断させるような行為を指します。「噓」を利用して勝とうとする行為であるため、関係性のできていない相手であればあるほどNGです。
点棒は丁寧に相手の前に置こう
点数を支払うときは、点棒を相手がとりやすい位置に置くようにしましょう。決して投げたり、滑らしたりして渡すことはマナー違反です。また、全自動卓で打つ場合、河に点棒を置いてしまうと穴に落としてしまう可能性があるので卓隅で丁寧に置いてあげましょう。
フリー雀荘など全く知らないひとと打つとき
見ず知らずのひとと麻雀を打つときは最上級のマナーを身につけることをオススメします。
たまにフリー雀荘で強打したり、点棒の投げ渡しするひとを見かけます。周囲のひとに迷惑をかけているという自覚が足りないのです。
全く知らないひとと打つからこそ全員が楽しい麻雀を打てるように、マナーを徹底することが必要なのです。
左側のサイドテーブルを使おう
雀荘のサイドテーブルは左側を使うことがルールとなっています。全く知らないひとと打つ場合はトラブルを避けるために気をつけましょう。
点数計算を覚えよう
誰かが点数計算をしてくれるので、意外と自分で計算できないひとも少なくないと思います。しかしフリーの場合はある程度自分でできるようにしておくことがマナーです。それでも苦手な場合は同卓するひとにあらかじめ断りを入れておきましょう。
点数申告は正確に素早く行おう
知らないひとと打つときは、あがったときの点数をきちんと相手に伝えることが大事です。「メンタンツモドラ1、4000-2000」など回りくどい言い方はNGです。この場合は「2000-4000」のみの申告が正しいです。ハッキリ、かつ、スムーズな点数申告を心がけましょう。
全自動卓のセットボタンは次の親が行おう
全自動卓ではボタン1つで牌山のセットが行われます。仲間内で打つときは誰がボタンを押しても構わないのですが、フリーでは次の親が行うことが暗黙のルールとなっていますので気をつけましょう。
片手で打牌しよう
牌をツモったり切ったりするのは、聞き手だけで行うことがマナーとされています。聞き手の反対で打牌して牌山を崩すことを防ぐ役割があります。また、昔はイカサマ防止のための意味合いも含まれていたようです。
両手で倒牌しよう
あがったときの倒牌は両手で行うようにしましょう。片手で数個ずつ倒す行為はマナー違反とされています。決して飲み物片手に端から倒したりすることのないように気をつけましょう。
まとめ
今回は麻雀を打つときに守るべきマナーを紹介してきました。
マナーが多くてめんどくさいと思うかもしれませんが、慣れてしまえば何の負担もありません。体で覚えてしまいましょう。
実際、複雑なルールだけではなく、厳格なマナーの影響でも、初心者のひとの麻雀に対するハードルが高くなっているのではないかと思います。
ハゲたびは他のひとに注意されながら学びましたが、みなさんはこの記事を読めば誰かに注意されることはないはずです。
これを機に少し心がけてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。