
こんにちは、ハゲたびです。
カープファンのみなさん。お疲れ様です。
2021年10月、セリーグの3位4位争いが激しく繰り広げられました。
カープとジャイアンツ、どちらがクライマックスシリーズへの最後の切符を掴むのか?
若手を中心とした戦力がまとまり、大型連勝で勢いに乗る4位のカープと、投手陣の登板過多を中心にほころびが出始めた3位のジャイアンツ。
最後の最後まで全力で勝ちにいく、シーズン終盤では珍しい展開で、歓喜の嵐は止みませんでした。
残念ながらカープの逆転CSは叶いませんでした。
2017年のクライマックスシリーズ(CS)でDeNAに負けてから、リーグ優勝したチームが日本シリーズに進めないことに不満を感じるカープファンは少なくないはず。
(CS自体はあってもよいが、リーグの貯金数に応じてアドバンテージを増やす案が当時話題に...)
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ハゲたび
しかし2021年シーズンを経験したカープファンは、CS進出を懸けた戦いの面白さを実感したはず!
カープのクライマックスシリーズを巡る戦いといえば具体的に何が思い浮かびますか?
3連覇中で最も強いシーズンだった2017年にCSで負けたのは衝撃的だったわ!
そこで今回は、広島東洋カープのクライマックスシリーズの歴史について紹介していきます。
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○本記事の内容
・広島東洋カープのクライマックスシリーズの歴史|カープはCSに強い?弱い?
本記事の執筆者
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名前 |
ハゲたび |
職業 |
ブロガー・WEBライター |
活動 |
カープファンクラブ会員・価値ある余暇の過ごし方を発信中 |
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クライマックスシリーズとは?
クライマックスシリーズは日本プロ野球のペナントレース終了後、セントラル・リーグとパシフィック・リーグのレギュラーシーズン上位3チームによって行われるトーナメント、日本シリーズの出場チームを決める試合である。略称はCS。
リーグ優勝決定後の消化試合を減らす目的で、セリーグ、パリーグ揃って「クライマックスシリーズ」が2007年に正式に導入されました。
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引用元:クライマックスシリーズ - Wikipedia
2006年までは、セとパのリーグ優勝チームが7試合戦う「日本シリーズ」のみプレーオフを行っていました。
そのため、下位チームは消化試合を何試合もこなす状態に陥っていました。
しかしCSが導入されたことによって、下位チームは3位に入るために全力を尽くすことができます。
よっぽどゲーム差が離されないかぎり3位までは希望があるケースが多いです。
プロ野球はあくまで興行です。
たとえシーズン0勝143敗だったとしても降格もペナルティもありません。視聴率が下がり、来場者数が減るだけです。
プロ野球はエンターテインメントだという視点でみれば、CSの開催は至極真っ当で、理にかなった取り組みなのです。
今まで開催されたクライマックスシリーズの出場回数を一覧表にまとめてみました。
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セリーグでは、ジャイアンツが12回出場でぶっちぎり1位。
というより2017年以外、過去13年で12年はAクラスでシーズンを終えているのです。
(ジャイアンツつええ...)
パリーグでは、ソフトバンクが12回出場で1位。
2008年と2013年以外はAクラスで、さらにCSは7回も制し、日本シリーズに出場しています。
(もうCSってソフトバンクのためにあるんじゃね?)
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ハゲたび
カープは5回CS出場して2回シリーズ制覇しているのですね!
カープってリーグ3連覇してませんでしたけ?ということは1回CSで負けて...る..?
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ハゲたび
(ギクっ)
カープは過去5回クライマックスシリーズに出場を果たしています。
出場年度 |
リーグ順位 |
CS成績 |
2013 |
3位 |
ファイナルステージ敗退 |
2014 |
3位 |
ファーストステージ敗退 |
2016 |
優勝 |
優勝 |
2017 |
優勝 |
ファイナルステージ敗退 |
2018 |
優勝 |
優勝 |
5回中2回で日本シリーズに進めたことがよいかどうかはわかりませんが、それぞれのシリーズに熱い展開と感動のドラマがありました。
各シリーズを紹介していきます。
2013年~CS導入後7年目で初出場~
2013年のカープは、野村謙二郎監督率いる4年目のシーズン。
69勝72敗3引き分け勝率.489シーズン3位でCS出場を決めました。
シーズン序盤から3位~4位をさまよいながらも、粘りの星取りでAクラス入りを果たしました。
前田健太投手が最優秀防御率、丸佳浩外野手が盗塁王に輝くなど、戦力的にまとまりの兆し。
実際、CSも2位タイガースをアウェーで破り、チーム力と勢いを感じさせてくれました。
(シーズン勝率5割未満のチームがファイナルステージに進出するのは史上初)
のちにチームの顔となる鈴木誠也選手も本年から入団し、のちの3連覇戦士が貴重な経験を積むシーズンとなりました。
CSでは、2位タイガース相手には投打かみ合い、理想的な勝利を挙げましたが、ジャイアンツには力負け。
特にファイナルステージでは3試合で3得点と、得点力不足という課題が浮き彫りとなりました。
○ファーストステージ第1戦
○ファーストステージ第2戦
☆ファイナルステージ第1戦
☆ファイナルステージ第2戦
☆ファイナルステージ第3戦
2014年のカープは、野村謙二郎監督率いる5年目のシーズン。
74勝68敗1引き分け勝率.521シーズン3位でCS出場を決めました。
シーズン序盤は1位を維持し、優勝への期待も高まりましたが後半は失速。
それでもなんとかAクラスは維持しました。
ブラッド・エルドレッド内野手がホームラン王、丸佳浩外野手がベストナイン、大瀬良大地投手が新人王に輝くなど、記録ずくめのシーズンとなりました。
CSでは2位タイガースに1敗1引き分けでファーストステージ敗退。
カープは2試合21イニングで1点も取ることができないという不完全燃焼なシリーズとなりました。
(ちなみにタイガースも2試合で1得点)
短期決戦では稀に見るロースコアゲームで決着し、前年から続く得点力不足という課題の再認識するシーズンでした。
○ファーストステージ第1戦
○ファーストステージ第2戦
2016年~25年ぶりのリーグ優勝、勢いそのままに~
2016年のカープは、緒方孝市監督率いる2年目のシーズン。
89勝52敗2引き分け勝率.631、創立以降7度目のリーグ優勝。
ペナント序盤から好調を維持し、そのままシーズンを駆け抜けました。
前年2015年はあと一歩でCSを逃すという結果に泣いたカープでしたが、その悔しさを晴らすように選手が躍動。
特に「逆転のカープ」という愛称のように、試合後半でひっくり返す得点力と堅実な投手力で一大旋風を巻き起こしました。
(2016年シーズンは8回で3点差ぐらいなら簡単にひっくり返せる期待があった)
野村祐輔投手が最多勝、クリス・ジョンソン投手が沢村賞、菊池涼介内野手が最多安打、鈴木誠也外野手がベストナインなど、多くの個人タイトルを獲得しました。
CSのファイナルステージではDeNAと対戦。
第1戦第2戦と完封勝ちを収め、第3戦こそ黒星でしたが、第4戦で乱打戦を制して日本シリーズ進出。
特に2015年から新加入の黒田博樹投手、新井貴浩内野手を中心にチームがまとまりを見せ、短期決戦でも強いカープを体現しました。
ちなみに田中広輔内野手はCS通算で打率.833と記録的な成績を残し、MVPに輝きました。
☆ファイナルステージ第1戦
☆ファイナルステージ第2戦
☆ファイナルステージ第3戦
☆ファイナルステージ第4戦
2017年~苦手のDeNA、4番鈴木誠也を欠く戦い~
2017年のカープは、緒方孝市監督率いる3年目のシーズン。
88勝51敗4引き分け勝率.633、創立以降8度目のリーグ優勝。
開幕から10連勝、シーズン1度も1位の座を許すこと無く、完全優勝を遂げました。
「逆転のカープ」は本シーズンも健在で、新主力の西川龍馬内野手、サビエル・バティスタ外野手、安部友裕内野手、藪田和樹投手の活躍もあり、さらなる飛躍の年となりました。
田中広輔内野手が盗塁王、丸佳浩外野手が最多安打、藪田和樹投手が最高勝率など、多くの個人タイトルを獲得しました。
シーズンでは圧倒的な強さを見せたが、4番として大車輪の活躍だった鈴木誠也外野手が9月DeNA戦で負傷交代。
見事リーグ2連覇は果たしましたが、4番を欠いてCSを戦うこととなりました。
CSのファイナルステージではDeNAと対戦。
第1戦を降雨コールドで勝ちましたが、そこから4連敗。
シーズンでもDeNAには唯一負け越しており、苦手意識が原因か、投打ともにふるわない結果となりました。
シーズンの成績では、DeNAとのゲーム差は14.5。
リーグ優勝のアドバンテージ1だけでは、下位チームが日本シリーズに進出する可能性が高いというルールに疑問を抱くファンも一定数いました。
☆ファイナルステージ第1戦
☆ファイナルステージ第2戦
☆ファイナルステージ第3戦
☆ファイナルステージ第4戦
☆ファイナルステージ第5戦
2018年のカープは、緒方孝市監督率いる4年目のシーズン。
82勝59敗2引き分け勝率.582、創立以降9度目のリーグ優勝。
リーグ3連覇を果たし、カープが王者として時代を築きました。
前年にCS敗退したことから、連覇は懐疑的だったがチームの戦力は衰えておらず、セリーグに蹂躙。
大瀬良大地投手が最多勝、丸佳浩外野手はキャリアハイの活躍を見せ、投打の主役がチームの連覇に見事貢献。
ベテランにも関わらず、チームの主力選手だった新井貴浩内野手は世代交代を示唆し、シーズン終了後の引退を決意。
新井選手の有終の美を飾るために、チームは日本シリーズ制覇を誓いました。
ちなみに2016、2017年に行っていた広島でのリーグの優勝パレードは行わず、日本一になった場合のみ行うと球団が発表。
並々ならぬ覚悟でプレーオフに臨みました。
CSのファイナルステージではジャイアンツと対戦。
危なげなく3連勝でCSを制し、日本シリーズ進出。
特に第2戦では、8回裏に4点とって試合をひっくり返し、「逆転のカープ」を印象づけました。
☆ファイナルステージ第2戦
☆ファイナルステージ第3戦
まとめ
今回は広島東洋カープのクライマックスシリーズの歴史を紹介してきました。
改めて振り返ると、3連覇していたときはほんとにカープ強かったな、としみじみ感じました。
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ハゲたび
カープのクライマックスシリーズの歴史は見どころ満点!
カープのクライマックスシリーズを巡るエピソード
・NPBも試合後に認める世紀の大誤審。本塁打が3塁打にされ、0.5ゲーム差でCS逃す。
・CSを懸けた最終戦で救援の大瀬良投手が失点。試合中に大瀬良投手が悔しさから号泣。
・4番の鈴木誠也を欠く中、苦手DeNAに力負け。日本シリーズ進出を逃す。
・田中広輔クライマックスシリーズの舞台で大活躍。4試合で打率.833と大暴れ。
カープファンをやっていくためには、どれも必見のエピソードですね。
これを機にカープの歴史について調べてみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
別記事でも人一倍カープの試合を観ているハゲたびが、カープ情報を詳しく掘り下げて紹介しています。
もっと楽しくカープを応援できるような情報がほしい
そういった方に向けて少しでもサポートができましたら幸いです。
以下記事で、カープ中継をオトクに視聴する方法を紹介しています。
1試合でも多くカープ中継を観たいというひとはぜひ読んでみてください。
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